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長靴:ベースキャンプブーティ [■野山歩きギア]

梅雨じゃなくても植物観察に必須の長靴。
植物仲間(とくに湿地の植物観察仲間)とも「イイの無い?」と悩んでいました。
私は毎日犬と野山を1-2時間歩く中,トレッキングシューズでは地面を這い回るツタウルシ(千葉には多い)にかぶれてしまうため,ショートブーツが必須です。

★2016-17年モデルに関する本ブログ内の記事
長靴:ベースキャンプブーティ・2016-17モデル
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2017-05-21

望んでいる機能は…。
●軽い(たいていの長靴は重い)
●防水(当然ですが。防水性を重要視して,透湿性は犠牲に…)
●靴底が山歩きに適している(溝の形状,強度,滑らない素材)
●余計な付属物が無い(何かに引っかかっると,思わぬ事故になる)

ホームセンターの2000円長靴から,ガーデニング向けオクサマ長靴,作業用長靴…と,いろいろ試して15年。
やっと,今までで最高の長靴に出会えました。

★ザ・ノース・フェイス「ベースキャンプブーティー」★(画像は2010年モデル)
【全体像】
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購入したのは,黄色(TY)と黄緑色(CG)。
黄色(TY)は工事現場のトラ縞模様看板の,あの黄色(のイメージ)。
黄緑色(CG)は若草色(蛍光ちっくじゃない)。
関東ローム層の赤土泥がついいても目立ちにくいし,黒系はスズメバチ対策に避けて,この2色。
(万が一,怪我をしてヤブのなかに倒れていても,目立つ色で捜索しやすいでしょう)


【素材】
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素材が今までにはなく柔らかいことがお気に入り(柔らかいけど,ダレない)。
毎日の野山歩き(&植物撮影)では斜度30度くらいの崖も上り下りするので,ゴムやエラストマー素材の長靴は前すねに当たって青あざになることもありました。しかし,ベースキャンプブーティーにはこうしたトラブルはありません。
そして,斜面はもちろん,平地を歩く際に長靴特有の「がぼがぼ」した感じが無くて歩きやすいのも気に入っています。
(内張りのライナーが,ほどよく,くつの中で足が滑ることを防いでいます)
ただ,はき始めの2-3日は,くるぶし周辺を保護しているカップの頑丈な構造に少し当たりました。
これは,手で広げたり,履き慣らして解消。

サイドについている黒いテープ部は,購入前に懸念した「ひっつき草の実」被害も大丈夫そうです。


【靴底(アウトソール)】※2014年モデルから形状変更 ※2016年モデルでも形状変更,グリップ力アップ
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頑丈さと軽さが両立しています。
アズマネザサの刈りあとに足を踏み入れても大丈夫。
雨上がりのつるつる泥んこ斜面でも,意外に滑らず(気は抜けませんが)。

ここ数年はいていた「CROCS」の長靴(ジョージー)は,軽いけど,靴底の素材としては弱すぎて,石粒やらノイバラのとげで消耗が激しく,1年に2足のペースで消費しました。
太い針金が突き刺さって靴底を貫通したときは,焦りました(インソールを敷いていたのでちょっと痛かっただけ)。

本当は,トレッキングシューズのような形状がベストなのですが…。
こういった「オシャレな形状」だと,細い溝にいろいろなものがはさまります。
(日本各地をこれで歩くことは無いけど,溝に種子が入り込んで,思わぬ国内帰化を生んでしまうかも)
細い溝は,泥を洗い落とすのにも少々手間がかかります。
※2013年1月追記 雪の上では靴底に雪がくっついて歩きにくくなりました。雪の日には向いていません。
※2014年4月追記 2014年モデルは靴底の形状と材質を変更(雪上での歩き具合も変わっていると期待)。
※2016年3月追記 サイドとソールのデザインが変更になった「トラバース ベース キャンプブーティーII」(11,880円)が販売されています。本ブログの別記事をご覧ください。

【長さ】
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AVIREXの膝下長靴(重いから洗車時用に特化)との比較です。
AVIREXは,高さ(靴の中)が39cm(実測)。
ベースキャンプブーティー(サイズ7)は,21cm(実測)。
※ベースキャンプブーティーの長いタイプ(レディース)もあります。女性用でサイズ展開が狭くなっています。一般女性や足が華奢なかたにはこちらもよさそう。足幅が広くて平べったい私には無理そう。


【大きさ:サイズ選択】
普段,トレッキングシューズは25-25.5cmを履いている私なので,サイズは8(26cm)を選択。
厚い靴下で横幅もちょうど良い感じ。
薄手の靴下だと大きく感じるので,夏用に7(25cm)も買い足しました。
感覚的に,横幅は3Eに近いと感じています。
内張の生地のおかげで滑らないので,サイズが大きめでも気になりません。
私のように,平べったい幅広タイプの足には大きめ選択の方がラクに歩けると思います。

長靴の野山歩きでよくある,枯れ草や泥の侵入防止には,場合により,はき口にショートスパッツを併用して快適に歩いています。
(ショートスパッツ→ゲイター 最近はピッタリパンツのスパッツと区別するためか,ゲイターとも言うようです)
汚れまくる野山歩きですが,帰宅して軽くブラシで水洗いし,汚れ落ちにも満足しています。
(商品解説では,「完全防水ではなくくるぶしの高さまでの防水」とされています)


【価格】
公式通販サイトでの販売価格(税込み)は12,744円(2019年5月現在)。
今までCROCSの長靴で年間1万円弱(2足分)を消費していたので,1年以上使えるベースキャンプブーティーは経済的でゴミ排出量も半分になり,良い,という判断です。
※2011年から4年で1足廃棄(靴底が擦れてきた)。2017年5月現在,2足を交互に履き替えて使い,いまだ現役。

★ザ・ノース・フェイス通販サイト
以下公式サイトで「ベースキャンプブーティ」を検索してください。
*2021年7月現在,ベースキャンプブーティは販売されていません。

https://www.goldwin.co.jp/tnf/

〈了〉
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