SSブログ
*Copyright* Copyright of all images belong to YOSHIKAWA Halco. No part of this blog may be reproduced, without the prior written permission of the copyright owner.

冬の靴:ヌプシブーティー WP II [■野山歩きギア]

※2020年10月28日現在,本記事で紹介した製品は,オフィシャルサイトでの取り扱いはなくなっています。
※2020年の冬用ブーツは「ヌプシ ブーティー ウォータープルーフ」です。公式サイトで検索してください。ほか,「ウィンターブーツ」のカテゴリーで冬用ブーツを見ることができます。ゴアテックス素材やダウン素材など,種類も多くなっているようです。

ふだん野歩きに履いている長靴・ベースキャンプブーティ(THE NORTH FACE)で雪の積もる野山(千葉)を歩き回ったところ,毛羽立ち素材のアウトソールに雪がくっつき,どんどん靴底が厚くなって歩きにくかったので,急遽,雪道を歩ける冬用の長靴を探しました(ベースキャンプブーティはタイルに数cm積もった雪で滑るので,雪道や凍結道路では危険←2014年モデルからはソールが変更)。
★ベースキャンプブーティに関する本ブログの記事↓
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2011-05-26-1

https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2017-05-21
↑2016-17年モデルの記事

本記事執筆の2013年2月現在,積雪も無く,しっかりレポートできるほど履きこなしていませんが,取り急ぎレポートします(2014年2月,大雪での使用レポート追記あり)。
★2017年11月,2016-17年モデルが販売されています。

求めていた機能は…(ベースキャンプブーティと変わり映えしない)。
●軽い(けど頑丈なアウトドア仕様)
●防水性(+できれば透湿性)
●雪や凍った道路で滑らない靴底(アウトソール)

とくに,今回はアウトソールに注目しました。
(数年前に冬用のあったかブーツをアウトドア系ブランドで購入したのものの,滑りまくりで使えずじまい,という苦い経験から)

★ザ・ノース・フェイス「ヌプシブーティー WP II ショート」★
(ギンガムチェック柄は2012年モデル)
※2015-16年モデルは「ヌプシブーティ ウォータープルーフ IV」
【全体像】【靴底(アウトソール)】
_DSC2141-88.jpg

※ザ・ノース・フェイスには「ヌプシブーティー」という商品は他にもたくさんありますが,「ヌプシブーティー WP」(商品名に《WP》付き),あるいは「…ウォータープルーフ」じゃないと,「優れた防水透湿性」は期待できないようですので,ご注意。

ショート丈じゃない製品もあります。今回は,冬でもめったに積雪のない千葉での利用を前提に,ショート丈にしました。
カラーは他にもありましたが,サイズがなかったので,このギンガムチェック。

アウトソールは,「氷面を砕いて捉えるアイスピックラバーポッドを装備」という記述と,拡大した画像を見て,アウトドア仕様であると思って,購入(実店舗で実物を見ないで,公式通販サイトで購入)。
購入後,本日やっと,1cmにも満たない積雪(雨交じりでぐちゃぐちゃ)があっただけで,少ない雪での試し履きです。
ぐちゃぐちゃの少ない雪に対する「氷粉砕具合」は不明ですが,滑りにくいことは確実です。最初,靴底に雪がくっついたので「ダメか?」と思ったのですが,くっついた雪は次の歩みではがれ落ちました。
凍った道路でのレポートは,またの機会にいたします(千葉では道路が凍結することがほとんど無い)。
はき口についているゴムの絞りはちょっと邪魔だけど,とくに気にするほどでもありません。ヤブこぎでは引っかかってしまいそうなので,オーバーパンツのすそ中に隠れるよう,気をつけています。

☆2014年2月8日(関東地方に大雪) 追記
積雪が5cmを越えた昼過ぎに,ヌプシブーティーWP IIを履いて,外を歩き回ったり,雪かきしたりしました。
雪の上では滑らず,暖かく,雪が降りしきる中,1時間程度の雪かき作業でも蒸れたりしませんでした。
ただ,ショート丈ゆえに,5cmの積雪でもスパッツを上から着けておかないと靴の中に雪が入りました。
雪の多い場所に,ショート丈はおすすめできません。普通丈か,ロング丈が安心かと。


【素材】
ベースキャンプブーティと比べると,当然,アッパーはふにゃふにゃした感じです。しかし,はきにくかったり,歩いているときにダレてくることはありません。
気温が4℃(←氷点下ではありません)程度の寒い雨の日に1時間ほど舗装道路を歩いてみましたところ,撥水性はよく(まだ新しいし),蒸れも感じませんでした。保温材のおかげで暖かさはバッチリです。
とはいえ,関東でのレポートですから,スキー場や雪上トレッキングでの保温性は不明です。


【歩き心地】
ベースキャンプブーティの「硬くて頑丈な靴底=ほとんど反(そ)らない」と違って,アウトドアでの歩き心地が優先されているので,ソールの返りもよく,歩きやすくなっています。

残念なのは,ベースキャンプブーティでは滑らない素材だった靴の中の内張り素材とは別のものなのか,足が靴の中でちょっと滑ります。素材が異なるソックス数種ではき比べてみましたが,綿,ウール,アクリル系どれも同じでした。
滑らないように,靴の中にシリコンパッド(薄いタイプ)を入れました。
※2015-16年モデルで素材変更がされているかどうかは,確認していません。


【大きさ:サイズ選択】
普段,トレッキングシューズは25-25.5cmを履いていて,厚手の靴下をはく冬なので,ベースキャンプブーティの冬用サイズと同じ,8(26cm)を選択。
しかし,「冬用ブーツ」ということで,靴の造りが大きめにできていました。サイズ7でもよかった。
薄い綿の夏用ソックスに,トレッキング用のウール系の厚いソックスを重ねばきして,ベースキャンプブーティはサイズ8でぴったりなのですが…。

_DSC2147-88.jpg
▲ご覧のように,同じサイズ8で,明らかにヌプシブーティーは冬の装備向けに,広い横幅(黄色い方がベースキャンプブーティ)。
感覚的に,横幅は4Eくらいに感じます。厚手のソックス向けなので,幅広タイプの足のかたもびったりめサイズの方がいいかもしれません。
※2015-16年モデルは,足型の形状を変更しているそうです。試し履きした方がよさそう。


【価格】
公式通販サイトでの販売価格は,アウトレット商品などで違ってきます。逐次確認してください。
一例:2016年の価格例
ショート丈(約18cm)製品が10,584円(セール価格・完売)。
普通の丈(約26cm)の製品が11,340円(セール価格)。

※2012-13年モデル(本ブログ内の画像商品)は販売終了。
※2014-15年モデルは販売終了。
※2015-16年モデルは販売終了。


〈了〉

共通テーマ:趣味・カルチャー