ニガキ：花〔雄花〕

【撮影：2013年4月29日】29 April 2013
Picrasma quassioides
Flowers, male

雄花（と葉）。
ニガキは雌雄異株（しゆういしゅ）です。
この個体は幹径が20cmほどの雄株です。

☆葉が展開中でもまだ頂芽の赤さが目立ちます。

☆雄花は雄しべが通常は5本のようですが，4本の花もあるようです。

☆最後の画像，右下に，虫えい（虫コブ）になりそうな雄花が見えます。ニガキの雄花にできる虫えいに関する情報は手持ちの図鑑にはなく，インターネットでも詳しいことは調べられませんでした。
おそらく，雄花は開花し終えると，花柄ごと落ちてしまうのでしょうから，この虫えいの中の虫は成長しきれるのかどうかわかりません。
雌花では果実とともに虫えいが残るようです。
※2020年5月14日追記：雌花の虫えいを確認できましたが，果実とともに残るかどうかは観察中です。
※2023年4月09日追記：虫えいを作っている昆虫はタマバエの1種のようです（専門家の調査による）。雄花，雌花とも，終齢幼虫は虫えい脱出後土中で蛹化し（サナギになり），羽化して成虫になるようです。従って，雄花のように落花しても土中で蛹化はできるようです。


撮影時に気がつかず，パソコンで画像を確認していて気づいたもので，しっかり撮影できていないことをご容赦ください。
※2020年5月14日追記：同一個体で雄花にできた虫えいを確認し，虫えいの研究者により呼称が「ニガキハナフクレフシ」に決まりました。
詳しい報告は下記別記事を参照願います。

☆ニガキ：雄花〔虫えい〕
https://trees-wild-flowers.blog.ss-blog.jp/2020-05-14

★本ブログ中にあるニガキに関する記事★
☆ニガキ：雌花〔虫えい〕
https://trees-wild-flowers.blog.ss-blog.jp/2020-05-22

☆ニガキ：種子-02
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2015-10-16-1

☆ニガキ：花〔雌花〕
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2015-05-09

☆ニガキ：葉＆未熟果実＆頂芽-02
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2012-06-26

☆ニガキ：樹皮
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2013-08-27

〈了〉

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