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シラカシ:果実-ふたご [▲樹木]

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【2014年11月30日】
30 Nov. 2014
Quercus myrsinifolia
Cyclobalanopsis myrsinifolia --> synonym

Fruits, acorn (glans, nut + cupule)

シラカシの果実(2連)。
堅果(けんか)は2つなのですが,殻斗(かくと)が合着して1個になっている,ふたご状態です。

☆シラカシとイヌシデが大多数を占める,谷津田の残る里山で,1個体に4組(後出の別タイプ,2組を含めて)見つけました。樹齢は数十年ありそうな大木です。
手が届く高さの枝での発見なので,高い位置にもっとあるのかもしれません。

☆3枚目の画像で,柱頭の名残りを示しました。

☆4枚目の画像で,殻斗が2つ合着しているようすがわかります。
殻斗についた白い部分の形が堅果のお尻の形と同じなので,どんぐりが殻斗から外れてもマッチング可能でした。

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【2014年11月30日】
30 Nov. 2014
Quercus myrsinifolia
Cyclobalanopsis myrsinifolia --> synonym

Fruits, acorn (glans, nut + cupule)

同じ個体にあった,少し形状の異なる2連果実(ふたごどんぐり)。
2つの堅果のうち,1つの堅果が極端に小さいタイプ(2組発見)。
前出の同大タイプ同様,殻斗につく堅果のお尻の跡が2つ分ありました。

☆奇形と称するのかどうかはわかりません。
周囲にも同じ大きさ(大木)のシラカシは数十個体あり,普通のシラカシどんぐりを付けています。この個体だけがとくに何か奇形を誘発する影響を受けているようにも思えません(断定はできませんが)。
開花時期にこの個体で合着して咲く雌花を発見できたら,再度ご報告します。
〈了〉