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長靴:ベースキャンプブーティ・2016-17モデル [■野山歩きギア]

2011年から愛用している野山歩き用の長靴・ベースキャンプブーティーの2016-17年モデルを購入しました。

◎THE NORTH FACEの製品ページ
*2021年7月現在,ベースキャンプブーティは販売されていません。

以下公式サイトで「ベースキャンプブーティ」を検索してください。

https://www.goldwin.co.jp/tnf/

※2020年5月現在,新商品「ベース キャンプ ブーティ ライト II」となっています。
※2010年モデルに関する本ブログ内の記事↓
長靴:ベースキャンプブーティ [■野山歩きギア]


★「トラバース ベースキャンプブーティー II」★(画像は2016-17年モデル)
【全体像】
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購入したのは,ラインランドグレー(LG)とコズミックブルー(CB)。
薄いグレーは自分用で,紺色は夫用です。
ここ数年,グレーや黄緑色といった,薄い色のベースキャンプブーティーが販売されるのを待っていました(できれば,カーキグリーン系の地味色やグレー系カモフラカラーが欲しい)。
黒っぽい色は,秋から初冬の野歩きでスズメバチに追いかけられた経験から避けています。
夫にも濃くない色目のものを選びたかったのですが,本人が「茶色より紺色」を選びました。
※カラーがアイボリー,と,かなり薄いグレーのトラバース ベースキャンプ ブーティーII SE」もあります。こちらは色が白すぎて,黒系カラー同様,野山では目立ちすぎるので避けました。
鳥や動物を観察する際には,目立つ色味を身につけることを避けたいので。


【デザイン(外観)】
(画像は前の【全体像】を参照なさってください。)
2010年モデルには,両サイドの靴底近くから履き口まで垂直に黒いテープが付属していて,これに草や木の枝が引っかかって足を取られないように少し気を使いました。
2016-17年モデルでは,このテープが無くなり,安心して藪漕ぎ(やぶこぎ)できます(数年前からテープ無しデザインに変更していたようです)。

2010年モデル同様,はき始めの2-3日はくるぶし周辺を保護しているカップの頑丈な構造に少し当たりました。
かかと部分を手で左右に広げたり,履き慣らして解消。
※他の販売サイトに寄せられるユーザーコメントに「きつくて痛い」という意見がいくつかありました。これはくるぶし周辺の硬さを言っていると思われます。山歩きではこの頑丈さがよかったので,かかと周辺を上からつぶすように押し広げたりすれば問題なく履けると思います。

履き口が旧モデルよりも狭くなったのか,足入れするときに少し「小さい?」と感じます。履いてしまえば何も問題無いので,履き口から枯れ草や泥や土が入り込みにくい構造(デザイン)になったということでしょう。
一般的な長靴のガボガボ感が,さらに無くなったと思います。


【素材】
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素材は変わらず,軟らかくてすねに当たっても痛くならない,だけどしっかりしています。
内張りのライナーも変わらず,くつの中で足が滑りにくくなっています。
履き口の素材が少し綿(コットン)ちっくになっています。

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気になったのは,新しいモデルのグレーでは,素材表面が小さなひしがたのデコボコになっています。
デコボコがかなり細かいので,泥汚れが落ちにくくなるのではないかという心配が…。野山歩きでは,草の汁や樹液も付くので,頻繁に水洗い(場合により中性洗剤でブラシ洗い)しています。
今のところ,3回ほどの水洗いによる泥落としで問題は無さそうです。

ひとつ前のモデルになる紺色では,素材表面は布目模様です。こちらは従来同様,泥落ちも,水はじき具合も大丈夫です。

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防水に関しては,素材表面は関係なく,水が漏れてくることはありません。内部にライニング(内張り)されている防水機能のある素材「TEKWPROOFの防水メンブレン」も従来通り,機能している…と思います。


【靴底(アウトソール)】
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2010年モデルでは機能性重視とは思えなかったアウトソールですが,2016-17年モデルはがっしりと地面に踏み込めるようなデザインになっています(2014年モデルからこのアウトソールデザインに変更されていた)。
頑丈さと軽量さは,変わらず。

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そして,今回最新モデルを購入することにしたのは,5月の連休中に,雪の残る月山周辺(山形県)を歩くためでした。
昼の気温は20度を超えることもある,春の融けかかり&滑りがちな雪上トレッキングに,ヌプシブーティーを履くのは暑苦しいし。
2010年モデルで雪道を歩くのは危険だし(雪が靴底にくっつく)。
かといって,歩きにくい他のブランドの長靴にはもう戻れないし。

2016-17年モデルのキャンプブーティーは,春の雪上を快適に歩かせてくれました。
雪上でも凍えること無く,蒸れることなく,歩いては止まって撮影,また歩いてはしゃがみ込んで観察,という行程を難なくこなしました。


【大きさ:サイズ選択】
◎横幅ありの足(私の場合)
普段,トレッキングシューズは25-25.5cmを履いている私は,サイズは8(26cm)を選択。
2010年モデルも同じサイズを厚めのソックス履きで愛用しています(薄めソックスでは1サイズ下)。
横幅は3Eに近い2Eといった感じです(2010年モデルと同じ感じ)。
私のような平べったい幅広タイプ(かつ,骨太)の足でしたら,サイズ大きめ選択の方がラクに歩けると思います。
指先が遊んでしまうような感じで長さはぴったりじゃなくても,足の横幅がきつくない靴選びをしている私は,1サイズ大きいサイズでちょうど良い感じです。斜面を登り降りする際には,横幅がきつい靴だと足が痛くなってしまうので。

◎横幅は普通で少し甲が高い足(夫の場合)
足のサイズが25.5cm-26.0cmの夫は,男性としてはきゃしゃな(かつ,骨っぽい)足ですが,甲部分が少し高め。でも,足がガッチリ靴に支えられている感,が好みなので,サイズ8(26cm)でぴったりでした。
2010年モデルのサイズ8(26cm)を試し履きしてもらったら「甲部分が少しきつい」と言っていたのですが,私用に2016-17年モデルのブーティー・サイズ8(26cm)を先に購入して試し履きしたら「これなら大丈夫」と言う感想でした。靴の型紙が変わったのか,内張り素材が微妙に変わったのか,理由はわかりませんが,甲高気味の足でもいつものサイズ選択で問題ありませんでした。


【価格】
公式通販サイトでの販売価格(税込み)は12,744円(2019年5月現在)。


※【長さ】に関しては旧モデルと変わりないので,過去の記事を参照してください。

☆平坦な舗装道路やちょっとした水たまりあり未舗装道路を歩くのではなく,草地や藪の中などの斜面を登り降りするようなハードな野山歩きで,頑丈さと柔らかさで心強くサポートしてくれる,相棒長靴です。
いつまでも定番商品として販売されますように…(カーキグリーン系やグレー系カモフラカラーの製品も出してくれますように)。

〈了〉

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