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ニガキ:葉&未熟果実&頂芽-01 [▲樹木]

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【撮影:2010年6月29日】29 June 2010
Picrasma quassioides

葉。
特徴はあまりない,羽状複葉。
葉だけだとわかりにくいのですが,枝先にある頂芽(冬芽)を見ればニガキだとわかります。


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【撮影:2010年6月29日】29 June 2010
Picrasma quassioides

未熟果実。
直径7mmほどの丸い果実の他に,小さな成熟できないものもいっしょに付いています。
雌雄異株(しゆういしゅ)なので,雄株には果実もなく,ますます同定しにくくなっています。


_DSC3701-88.jpg
【撮影:2010年6月29日】29 June 2010
Picrasma quassioides

非常に特徴的な頂芽。
夏でもこの頂芽(落葉後に見れば冬芽と言いやすい)でニガキと同定できます。
金色の毛が生えた握り拳のような裸芽(らが)。金毛のグー(握りこぶし型)。


☆我が家の近辺の里山にニガキがあることに気づくまで2-3年かかりました。
植物ハイアマチュアの友人が「あれ?? ニガキじゃないの??」と大きな1個体を見つけたのを機会にたくさん発見。
ほんとうに特徴のない樹木です。
冬に雑木林が葉を落として歩きやすくなると,そこかしこにニガキの実生が生えているのも目にします。
頂芽の金毛グーが目立つので,冬は他の樹木よりもわかりやすくなります。

生薬として,樹皮や材(ざい)の苦味成分(くみせいぶん)を健胃目的に使用するようです。
枝を噛むと,わずかに苦みを感じます。

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<了>