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ヌルデ:紅葉 [▲樹木]

DSCN5741-88.jpg
撮影:2023年11月25日
25 Nov. 2023
Rhus javanica var. chinensis
Rhus javanica var. roxburghii -->synonym

Leaves

ヌルデの紅葉。

☆どのヌルデもこういう赤い色味になるわけではなく,赤くならずに茶色くなる個体もあります。気温など,その時,その場所の環境によって色味に違いが出ているように感じます。

★このブログ内でのヌルデに関する他の記事★
記事の最後にある[タグ]欄の「ヌルデ」をクリックすると,ヌルデ関連の記事がピックアップされます。

ヌルデ:若い果実
https://trees-wild-flowers.blog.ss-blog.jp/2021-11-09

ヌルデ:虫えい(虫こぶ)
https://trees-wild-flowers.blog.ss-blog.jp/2015-09-18

ヌルデ:樹皮-02(樹液)
https://trees-wild-flowers.blog.ss-blog.jp/2014-06-23

ヌルデ:樹皮-01
https://trees-wild-flowers.blog.ss-blog.jp/2011-03-17

ヌルデ:果実-01
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2010-12-09

ヌルデ:未熟果実(追熟中-02)
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2010-11-09-2

ヌルデ:葉
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2010-10-05-1

ヌルデ:未熟果実(追熟中-01)
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2010-10-05

ヌルデ:花(雄花)
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2010-09-24-1

〈了〉


共通テーマ:趣味・カルチャー

ニガキ:ニガキメフクレフシ〔虫えい〕 [▲樹木]

*1
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*2
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*3
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*4
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【撮影:2023年10月1日】
1 Oct. 2023
Picrasma quassioides
Buds, gall

ニガキの葉芽にできた虫えい(虫こぶ)です。
「ニガキメフクレフシ」と命名されました。
雄花,雌花にできた虫えいは「ニガキハナフクレフシ」です(記事最後に参照ページ掲載)。

ニガキメフクレフシを作る昆虫に関しては,調査中です(私では無く専門家が研究中)。

☆画像*1,画像*2は同一虫えいの表裏。
☆画像*3,画像*4は同一虫えいの表裏。
いずれも同一個体のもの。他のニガキ個体でもニガキメフクレフシを多数確認済み。
*画像内の日付が間違っています。
正:1 Oct. 2023

☆ニガキメフクレフシは幼木に多く見られます。一方,開花する成熟個体のニガキではニガキハナフクレフシの方が多く見られます。ニガキハナフクレフシは雄花は開花後に落下し,雌花は成熟過程で落果するようで,継続観察が難しくなっています。

*2024年4月追記
虫えい研究をされていて,このニガキメフクレフシを作るタマバエ成虫を同定しようとしていた湯川淳一先生が,2024年2月29日に急逝されました。
研究は他のかたに引き継がれています。
湯川先生の他界は悲しくて,ショックでしたが,素人の私にも優しく対応してくださった湯川先生の品格を自分なりに昇華できるように努力しようと思っています。

★本ブログ中にあるニガキに関する記事★
☆ニガキ:雌花〔虫えい〕
https://trees-wild-flowers.blog.ss-blog.jp/2020-05-22

☆ニガキ:雄花〔虫えい〕
https://trees-wild-flowers.blog.ss-blog.jp/2020-05-14

☆ニガキ:種子-02
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2015-10-16-1

☆ニガキ:花〔雄花〕
https://trees-wild-flowers.blog.ss-blog.jp/2013-05-02

☆ニガキ:葉&未熟果実&頂芽-02
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2012-06-26

☆ニガキ:樹皮
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2013-08-27

〈了〉


共通テーマ:趣味・カルチャー

ケヤマウコギ:虫こぶ [▲樹木]

*長野県東部にて観察。千葉県での観察ではありません。

◎果柄にできた虫えい-01
_DSC5997-88.jpg

◎果柄にできた虫えい-02(01の部分拡大)
_DSC5996-88.jpg

◎果実にできた虫えい-01
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◎果実にできた虫えい-02(拡大)
DSCN1870-88.jpg

◎葉柄にできた虫えい
DSCN1868-88.jpg

【2022年10月11日】
11 Oct. 2022
Gall with Eleutherococcus divaricatus

ケヤマウコギツボミトジフシ
虫こぶ 虫えい(ちゅうえい)

長野県にある湿地でケヤマウコギにできたたくさんの虫えいを観察しました。
虫えい掲示板で報告をしたところ,新規に命名していただきました。
*以下に追記あり。

ヤマウコギ(Eleutherococcus spinosus var. spinosus)にも虫えいができます(ヤマウコギツボミトジフシ)。こちらはタマバエによるものと論文発表されています(2019年)。
ケヤマウコギの虫えい作成主と同じかどうかは,今後の研究により判明する,かもしれません。

【追記&画像追加】2022年11月21日
ケヤマウコギにできる虫えいは,「ケヤマウコギトガリキジラミ Trioza stackelbergi」によって形成されているそうです。
下の画像中,上部に見える裂開した虫えいに幼虫らしき昆虫が数匹ついています。

◎果柄にできた虫えいとケヤマウコギトガリキジラミ(幼虫)らしき昆虫
DSCN1866-88.jpg

*ケヤマウコギトガリキジラミ Trioza stackelbergi Loginova, 1967
極東ロシアから記載され,韓国からも記録された。後日日本でも発表される予定。

〈了〉

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ハルニレ:葉 [▲樹木]

DSCN1172-88.jpg
【撮影:2022年6月05日】
05 June 2022
Ulmus davidiana var. japonica
Ulmus japonica, Ulmus propinqua -->synonym

Leaves

☆千葉県内では個体数がかなり少ないハルニレに遭遇しました。
自分の目を疑うほど驚き,帰宅してから複数の図鑑で何度も確認して,ハルニレと同定しました。

この個体は少し前に伐採されたようで,徒長枝がぴゅーんと伸び出している状態です。
花が咲いたようすはなし。

同じ地域に他にもハルニレの個体があるかも知れませんので,今後も注意深く観察して行きます。

〈了〉


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イヌシデ:虫こぶ-01-追加 [▲樹木]

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【2022年4月23日】
23 April 2022
Gall with Carpinus tschonoskii

虫コブ 虫えい(ちゅうえい)
イヌシデメフクレフシ

イヌシデにできる虫えい(ちゅうえい)・イヌシデメフクレフシです。
冬の姿はすでに投稿済み(下記関連記事を参照)ですが,春の姿を追加で投稿します。

【本記事関する関連記事】
◎イヌシデ:虫こぶ(冬の姿)
イヌシデメフクレフシ
https://trees-wild-flowers.blog.ss-blog.jp/2011-02-18-1

◎イヌシデ:虫こぶ-02
イヌシデハミャクフクロフシ
https://trees-wild-flowers.blog.ss-blog.jp/2022-06-01

◎アカシデ:虫こぶ-1
アカシデメムレマツカサフシ
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2011-03-19

◎アカシデ:虫こぶ-2
アカシデメフクレフシ
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2014-03-10

〈了〉

イヌシデ:虫こぶ-02 [▲樹木]

DSCN0391-88.jpg
【2022年4月23日】
23 April 2022
Gall with Carpinus tschonoskii

虫コブ 虫えい(ちゅうえい)
イヌシデハミャクフクロフシ

イヌシデにできる虫えいでメジャーなイヌシデメフクレフシは関東平野でもよく観察できますが,このイヌシデハミャクフクロフシは初めて観察しました。
虫えい専門掲示板に報告したところ,日本では和歌山県についで千葉県では初めての報告だと言うことでした。
タマバエの1種(未同定)によるものだそうです。
観察場所は,旧来よりある谷津田そばの森でした。

アカシデにも同じタマバエによると推測されている「アカシデハミャクフシ」があるそうです。千葉県内では自生のアカシデが少ないので,まだ会えていません。

【本記事関する関連記事】
◎イヌシデ:虫こぶ
イヌシデメフクレフシ
https://trees-wild-flowers.blog.ss-blog.jp/2011-02-18-1

◎イヌシデ:虫こぶ-01-追加
イヌシデメフクレフシ
https://trees-wild-flowers.blog.ss-blog.jp/2022-06-01-1

◎アカシデ:虫こぶ-1
アカシデメムレマツカサフシ
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2011-03-19

◎アカシデ:虫こぶ-2
アカシデメフクレフシ
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2014-03-10

〈了〉

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ヌルデ:若い果実 [▲樹木]

〔ヌルデ・果実-01〕
DSCN0221-88.jpg

〔ヌルデ・果実-02〕
DSCN0223-88.jpg
【撮影:2021年09月17日】
17 Sep. 2021

Rhus javanica var. chinensis
Rhus javanica var. roxburghii-->synonym

まだ一部に開花している雌花がある個体でした。
果実としてはまだまだ若いようです。

+++++++++++++++++++++++++++++++++++
参考として,上記果実と同一個体の,雌花(咲き残り)と葉をアップします。

〔ヌルデ・雌花〕
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〔ヌルデ・葉〕
DSCN0224-88.jpg

★このブログ内でのヌルデに関する他の記事★
記事の最後にある[タグ]欄の「ヌルデ」をクリックすると,ヌルデ関連の記事がリストアップされます。

ヌルデ:果実-01
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2010-12-09

ヌルデ:未熟果実(追熟中-02)
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2010-11-09-2

ヌルデ:葉
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2010-10-05-1

ヌルデ:未熟果実(追熟中-01)
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2010-10-05

ヌルデ:花(雄花)
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2010-09-24-1

<了>


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カマツカ:花 [▲樹木]

_DSC1879-88.jpg

_DSC1883-88.jpg
【撮影:2021年5月03日】
03 May 2021

Pourthiaea villosa var. villosa
Flowers

☆カマツカの花です。
千葉県内陸部における個体数は多いのですが,開花期が短いのか,花の撮影をしていませんでした。
そのせいか,よく,葉だけの状態で「この樹は何ですか?」という質問が植物掲示板などで多く見られます。
果実も早めに鳥に食べられるのか,観察できる時期が短いような気がします。
今年は果実も撮影したいものです。

〈了〉


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ヤマコウバシ:研究・論文 [▲樹木]

日本国内では雌花が咲く雌株しか見つからず,雄花を咲かせる雄株の存在が気になっていましたところ,2021年2月にヤマコウバシ("Lindera glauca")に関する研究論文が発表されました。
以下のリンクは,大阪府立大学によるプレスリリース「ヤマコウバシがたった1本の雌株から生じた巨大なクローンであることを発見!」。
論文(英文)はこのプレスリリース内でリンク先が示されています。

https://www.osakafu-u.ac.jp/press-release/pr20210226/

☆日本にあるヤマコウバシが1本のヤマコウバシ雌株から生じたひとつのクローンだったことが判明し,驚きとうれしさが湧きました。
雄株を探してもないのですね。

★本ブログにあるヤマコウバシに関する記事★
ヤマコウバシ:春の芽出し・花
https://trees-wild-flowers.blog.ss-blog.jp/2014-04-06

ヤマコウバシ:果実
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2012-01-16

ヤマコウバシ:種子
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2015-10-12

ヤマコウバシ:冬の葉・芽
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2013-02-03

☆このブログ内のヤマコウバシに関する他の記事は,記事の最後に列記されているタグ[ヤマコウバシ]をクリックすると,リストアップされます。
〈了〉


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イヌザクラ:樹皮 [▲樹木]

*01
DSCN7591-88.jpg

*02
DSCN7592-88.jpg
【2021年02月14日】
14 Feb. 2021
Padus buergeriana
Bark

根元から双幹になっており,ひとつの幹径が40cm--50cmの個体。

画像*01は,双幹のうち,1つの幹の樹皮。
年月を経た幹は縦横に亀裂が入り,小さな四角い模様が散見されます。

画像*02は,幹の途中から生えている枝(直径10cm程度)。
若い枝はなめらかで横縞のように見えます。


★本ブログにあるイヌザクラに関する記事★
イヌザクラ:果実(未熟)-02
https://trees-wild-flowers.blog.ss-blog.jp/2016-07-14

イヌザクラ:果実(未熟)
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2015-08-15

イヌザクラ:果実
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2015-08-12

この記事に,イヌザクラとウワミズザクラの相違点をまとめています。

イヌザクラ:花
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2016-05-05


〈了〉

共通テーマ:趣味・カルチャー