コバノムラサキシキブ：冬芽

※コバノムラサキシキブはムラサキシキブの品種のひとつです。コムラサキ"Callicarpa dichotoma"とは異なる植物です。






【撮影：2010年12月20日】
Callicarpa japonica var. taquetii
Callicarpa japonica form. taquetii -->synonym

裸芽（らが）と言われる冬芽です。
葉脈が見えていて，葉っぱがそのまま小さくなったような感じです。
このミニ葉っぱを冬の寒さや乾燥から保護する芽鱗（がりん）はありません。

☆コバノムラサキシキブの冬芽は，ムラサキシキブとほとんど変わりありません。
☆コバノムラサキシキブは，Ylistでコバムラサキシキブが標準和名になっていますが，「千葉県植物誌」（平成15年）の表記に従って，このブログではコバ「ノ」ムラサキシキブと表記します。

★コバノムラサキシキブはコムラサキではありません★
庭や公園に植栽される紫色の小さな実をたわわに付ける低木は，コムラサキ"Callicarpa dichotoma"です。
コバノムラサキシキブはムラサキシキブ"Callicarpa japonica"の品種のひとつです。
ムラサキシキブはコムラサキと「花と実がほとんど同じ」ですが，葉の形状，冬芽の形状，枝の出し方などは異なります。

★このブログ内での［コムラサキ］に関する記事★
コムラサキ：冬芽
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2011-01-15-2

★このブログ内での［ムラサキシキブ］に関する記事★
ムラサキシキブ：冬芽
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2011-01-15-1

＜了＞

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