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クロモジ:冬芽 [▲樹木]

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【2011年01月30日】
30 Jan. 2011
Lindera umbellata
Buds (in winter), flowers and leaves

花芽(中央付近にある細長い芽は葉芽)。
毎年いくつか結実する個体。
クロモジは雌雄異株とされています。
この個体に関しては,花を観察し始めた数年前には雄株だと認識したのですが,その後,結実するようになりました。
高さ2m以上の成木ですが,太い中心幹があるわけではなく,地際から叢生しています。

2枚目の画像には,開きかけた花芽が見えます。

☆追記(2011年2月4日)☆
上記画像の〈開きかけた花芽〉は,他の花芽と違って先端にトガリがありません(別部分の花芽で確認)。
先端にトガリのある,たくさんついている花芽は雄花で,
トガリがなく,全体的に数が少ない花芽が雌花なのではないか,と,予測しています。
今後も継続観察してみます。

☆追記(2011年4月10日)☆
とんがり冬芽と丸まり冬芽はどちらも雌花のようです(みごとにすべて雌花)。
冬芽の形による違いは,ありませんでした。


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【2011年01月30日】
30 Jan. 2011
Lindera umbellata

頂芽,花芽(,側芽)。
上記個体とは別の個体。
まだ幼木で高さ50cm程度。
幼木は花芽がほとんどついていません。

☆追記(2011年2月4日)☆
この個体の花芽は少ないものの,先端にトガリの無い花芽ばかりでした。
この花芽が雌花なのかどうかを,継続観察します。

☆追記(2011年4月10日)☆
この花芽は,雌花でした。

☆クロモジは千葉の雑木林では比較的よく見られます。
その多くは雄株,あるいは雌雄が判別できない幼木です。
成木も叢生している株が多く,幹径が10cmほどもあるような個体はあまりありません。

☆追記(2015年1月23日)☆
2013年以降,千葉県中央部台地周辺ではクロモジの自生が減少しています。幼苗が確認できない状態。
千葉県南部の山間部では,減少することも無く,普通に見られます。

★本ブログにあるクロモジに関する記事
クロモジ:花〔雌花〕
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2011-04-04

クロモジ:果実(黒熟)
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2013-07-18

オオバクロモジ:種子(クロモジの種子との比較画像あり)
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2016-04-04

※本ブログにあるクロモジに関する他の記事は,記事の最後にある[タグ]の「クロモジ」をクリックすると,記事タイトルがリストアップされます。
〈了〉