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ヤマコウバシ:冬芽 [▲樹木]

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【2011年02月22日】22 Feb. 2011
Lindera glauca

winter bud, leaves

冬芽(幼木)。
高さ1m程度。
小枝の太さは径2mm程度,冬芽の長さは10mm以下。
雑木林内の日影に育つ実生は,長年経っても太くならず,枝先も細く,冬芽も小さく,形が細く尖っている。
画像の個体は幼木ですが,日なたに生育しているせいか,枝も冬芽も日影の個体よりもひとまわり大きくなっています。


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【2011年01月30日】30 Jan. 2011
Lindera glauca

winter bud, leaves

開花個体の冬芽と葉。
枝先の冬芽は長さが10mm以上と大きく,ふくらみが大きく,形はずんぐりしています。
大きな冬芽は,頂芽も側芽も混芽(葉芽と花芽がいっしょに入っている芽)になっています。

この個体は毎年たくさんの花を付ける個体で,高さは2m以上,幹の一番太い部分は100mm程度になります。
春の展葉後には徒長枝をたくさん出します。


☆ヤマコウバシは千葉の里山に多く見られます☆
ヤマコウバシの開花株自体は少ないのですが,実生苗は少なくありません。
冬は茶色の硬い葉を枝に残していることが多いのですが,春一番など,春先の強風で展葉前にはなくなっています。
冬の木枯らしでもかなり落葉しますが,このときは葉柄から落ちずに,葉柄を残して折れるように葉身部分だけがちぎれ落ちています。
あとには,しっかりした葉柄と,葉柄の先に葉身の残りが少しあり,ミノムシにかみ切られたのかと思うほど直線的にちぎれています。

☆ヤマコウバシは雌木のみだと言われています☆
毎年たくさん開花させ,結実する個体も,雄花らしきものはありません。
ヤマコウバシの雄花が見つかる日が来るのかはわかりませんが,観察し続けます。

★本ブログにある関連記事
ヤマコウバシ:冬の葉・芽
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2013-02-03

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〈了〉