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アカマツ:雌花-01 [▲樹木]

_DSC7710-88.jpg
【2011年6月9日】9 June 2011
Pinus densiflora
Flowers, female

※正確には,雌花ではなく,受粉後の本年の未熟果実だと思われます(2015年5月31日追記)。

★本ブログにある関連記事
アカマツ:雌花-02

雌花(種子錐(seed cone),雌錐(female cone),大胞子錐)。
背景に,昨年(?)咲いたと思われる,緑色の未熟な果実もあります。

☆「植物の世界 128」(1996年 朝日新聞社 刊)によると,マツの仲間は開花後1年半(場合によっては2年以上)かけて結実するようです。
秋に樹上に見える,茶色く,種子を散布する大きさのマツカサは,前年以前の春に開花した花の結果ということになります。
秋には茶色いマツカサにばかり目が行きますが,同時に緑色の球果も観察できることになります。
また,雄花の場合は「花粉ができ上がるまでにまる1年が必要となる」という記述がありました。

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【2011年6月9日】9 June 2011
Pinus densiflora
Flowers, female

雌花(種子錐(seed cone),雌錐(female cone),大胞子錐)。
(雌花の構造はよくわかりません)←記事最後に参考サイトを追加(2015年1月19日)


_DSC7711-88.jpg
【2011年6月9日】9 June 2011
Pinus densiflora

全体像。
枝の伸びかたがねじれ気味の個体に思われます。
※定点観察していたこの個体は,2014年5月,伐採されてしまいました。

☆本ブログ中にあるアカマツに関する記事は,記事下部にあるタグ「アカマツ」をクリックすると記事タイトルがリストアップされます。

☆クロマツの雌花(種子錐(seed cone),雌錐(female cone),大胞子錐)が受粉から結実するまでのようすを詳しく解説したページが,福岡教育大学・福原 達人・准教授のサイトにありました。

https://www.fukuoka-edu.ac.jp/~fukuhara/keitai/matsu.html

アカマツも同じ経過だと思われますので,非常に参考になりました。
〈了〉