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【2009年10月1日】1 Oct. 2009
Aconitum japonicum subsp. maritimum
Aconitum japonicum subsp. maritimum var. maritimum
Aconitum tsukubense-->synonym
Leaves, Flowers
【2009年10月22日】22 Oct. 2009
Aconitum japonicum subsp. maritimum
Aconitum japonicum subsp. maritimum var. maritimum
Aconitum tsukubense-->synonym
Flowers
雌しべは3本,
雄しべは多数あり,コイルのようにくるくると巻き,花粉を出す雄しべはコイルからはじかれたように飛び出ています。
【2011年10月28日】28 Oct. 2011
Aconitum japonicum subsp. maritimum
Aconitum japonicum subsp. maritimum var. maritimum
Aconitum tsukubense-->synonym
Fruits
未熟な果実。
花柄の毛は,白く,短く,曲がっています。
千葉県内で自生するトリカブトの仲間は,そのほとんどがツクバトリカブトとされています。
変異が多く,素人には同定不可能ゆえ,私が普段歩くフィールド(千葉県中央付近の台地)ではツクバトリカブトとしています。
千葉県内でも,地域によってはここにアップしたものとは違うものもあります(花柄の毛,葉の切れ込み具合など)。
☆「千葉県植物誌(平成15年)」(発行 千葉県)より,情報の抜粋。
千葉県内に自生するトリカブト属は2種。
ツクバトリカブト Aconitum japonicum subsp. maritimum
ツクバセンウズモドキ Aconitum jaluense × japonicum subsp. maritimum
違いは花柄の毛。
ツクバトリカブト:花柄の毛は下向き,曲がった毛
ツクバセンウズモドキ:花柄の上部に開出する長い毛がある
ツクバセンウズモドキは千葉県南部での自生が確認されています。
☆日当たりの良い斜面によく群生しています。
春先,かなり多くのツクバトリカブト(芽出し状態)に出会いますが,開花まで至る株はかなり少ないようです。
草刈り管理が行われていないことが多く,適時に草刈りをすれば開花するのかもしれません。
☆トリカブト亜属に関する参考書
週刊朝日百科「植物の世界 92」(朝日新聞社)
内容を要約すると…。
・多年草というよりも,「疑似一年草」(春に母根(ぼこん)から出た芽は生長して母根とともに晩秋に枯れ,枯れた母根から作られていた子根(しこん)が翌年の母根となる)。
・日本産の約40種を染色体数でみると,2倍体種と4倍体種に分けられる。この2群に関連は見られず,それぞれ独自に進化している。
・ツクバトリカブト(ヤマトリカブトの亜種),センウズモドキ(コウライブシの亜種)は4倍体種。
他,情報がたくさん詰まっており,このトリカブト亜属を解説している数ページを読むたびに眉間にしわを寄せつつ「私が同定できないのは当然だ」と喜んでもいます。
★本ブログにある,ツクバトリカブトに関する記事★
△ツクバトリカブト:果実
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2013-12-04
〈了〉
ツクバトリカブト:花 [△草花]
【2009年10月1日】1 Oct. 2009
Aconitum japonicum subsp. maritimum
Aconitum japonicum subsp. maritimum var. maritimum
Aconitum tsukubense-->synonym
Leaves, Flowers
【2009年10月22日】22 Oct. 2009
Aconitum japonicum subsp. maritimum
Aconitum japonicum subsp. maritimum var. maritimum
Aconitum tsukubense-->synonym
Flowers
雌しべは3本,
雄しべは多数あり,コイルのようにくるくると巻き,花粉を出す雄しべはコイルからはじかれたように飛び出ています。
【2011年10月28日】28 Oct. 2011
Aconitum japonicum subsp. maritimum
Aconitum japonicum subsp. maritimum var. maritimum
Aconitum tsukubense-->synonym
Fruits
未熟な果実。
花柄の毛は,白く,短く,曲がっています。
千葉県内で自生するトリカブトの仲間は,そのほとんどがツクバトリカブトとされています。
変異が多く,素人には同定不可能ゆえ,私が普段歩くフィールド(千葉県中央付近の台地)ではツクバトリカブトとしています。
千葉県内でも,地域によってはここにアップしたものとは違うものもあります(花柄の毛,葉の切れ込み具合など)。
☆「千葉県植物誌(平成15年)」(発行 千葉県)より,情報の抜粋。
千葉県内に自生するトリカブト属は2種。
ツクバトリカブト Aconitum japonicum subsp. maritimum
ツクバセンウズモドキ Aconitum jaluense × japonicum subsp. maritimum
違いは花柄の毛。
ツクバトリカブト:花柄の毛は下向き,曲がった毛
ツクバセンウズモドキ:花柄の上部に開出する長い毛がある
ツクバセンウズモドキは千葉県南部での自生が確認されています。
☆日当たりの良い斜面によく群生しています。
春先,かなり多くのツクバトリカブト(芽出し状態)に出会いますが,開花まで至る株はかなり少ないようです。
草刈り管理が行われていないことが多く,適時に草刈りをすれば開花するのかもしれません。
☆トリカブト亜属に関する参考書
週刊朝日百科「植物の世界 92」(朝日新聞社)
内容を要約すると…。
・多年草というよりも,「疑似一年草」(春に母根(ぼこん)から出た芽は生長して母根とともに晩秋に枯れ,枯れた母根から作られていた子根(しこん)が翌年の母根となる)。
・日本産の約40種を染色体数でみると,2倍体種と4倍体種に分けられる。この2群に関連は見られず,それぞれ独自に進化している。
・ツクバトリカブト(ヤマトリカブトの亜種),センウズモドキ(コウライブシの亜種)は4倍体種。
他,情報がたくさん詰まっており,このトリカブト亜属を解説している数ページを読むたびに眉間にしわを寄せつつ「私が同定できないのは当然だ」と喜んでもいます。
★本ブログにある,ツクバトリカブトに関する記事★
△ツクバトリカブト:果実
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2013-12-04
〈了〉