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ケヤキ:種子 [▲樹木]

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【2014年12月22日】
22 Dec. 2014
Zelkova serrata

Seeds, semina (and leaves)

☆ケヤキは,種子の付いている枝先を数枚の葉と共に落とします。
種子は,葉裏の葉腋近くに付いています。
葉表側(画像3枚目)からは種子が見えにくくなっています。
種子の付きの小枝の葉は小さめですが,種子の付いていない(花芽の付かない)枝の葉は大きく,葉が1枚単位で落ちています。

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【2014年12月22日】
22 Dec. 2014
Zelkova serrata

Seeds, semina

☆種子には細いツノのような突起が付いています。突起は2つあることがほとんどです。
ただし,突起はとれやすく,舗装道路などに落ちて踏まれたりした種子では突起が無くなっています。

☆あまり硬くは無い殻(から)をニッパーで割ると,殻よりもかなり小さな涙型の核(濃い茶色)が出てきます(画像は後日アップ予定)。
ケヤキの盆栽を育てるかたの話では,「ケヤキのタネをひと晩水につけて,水底に沈んだものは発芽するが,浮いたままのものは発芽しない」とのこと(発芽しないものをシイナと呼ぶそうです)。
ただでさえ小さい核ですが,個体差で核が小さすぎる(=シイナ)種子だと水を吸っても大きくならず水底に沈まないのかもしれません。

☆2014年はケヤキの実付きがよかったようです(我が家の周囲)。
画像のケヤキは自宅の庭やカーポートで拾ったもので,自宅から180mほど離れた公園(南方向)や,同じく200mほど離れた街路樹(北方向)として多数植栽されているケヤキの大木から飛ばされてきたようです。
毎年,ケヤキの種子を採取しようとして街路樹のケヤキ並木や公園のケヤキの下を探していましたが,今年は思いがけず自宅で100以上ものケヤキ種子を採取できました。
これも,葉っぱ付きで強風に乗せて飛ばしてくれるケヤキの戦略のおかげです。来年は自宅にケヤキの実生がたくさん出てきそうです。

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ケヤキ:樹皮
https://trees-wild-flowers.blog.so-net.ne.jp/2013-02-24
〈了〉