ニガキ：花〔雌花〕

*1


*2





【撮影：2015年5月3日】
3 May 2015
Picrasma quassioides
Flowers, female

雌花（と葉）。
ニガキは雌雄異株（しゆういしゅ）です。

☆咲き始めたばかりの個体です。
子房の周囲には，仮雄しべと思われるものと，スポンジ状の物体が見えます。
*1，*2の画像に見えるスポンジ状のものがある雌花は，虫えいだと思われます。
（2020年5月21日追記・雌花の虫えいに関する記事を別途投稿しました。雄花の虫えい記事は投稿済み。）
子房を取り囲むスポンジ状のものは，開花がすすむにつれて縮んで小さくなっていくようです。
次に示す別の個体を見ると，スポンジ状のものは子房の下部にまとまって，花盤のように収まっています。

☆花弁，子房ともに，4〜5。ひとつの花で，花弁の数と子房の数は同じようです。
仮雄しべの数も花弁の数に対応しているようです。

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【撮影：2015年5月3日】
3 May 2015
Picrasma quassioides
Flowers, female

雌花。

☆前掲の個体とは別の個体です。自生地は1kmも離れていない，同じ地域です。
こちらは開花がすすんでいました。

☆子房が赤くなっている花も散見されました（3枚目の画像）。
子房の赤さが成熟度合いを示しているのか，他の理由なのかは不明です。
この地域のニガキの個体では虫えいの影響が見られる花は見つかりませんでした。

☆前掲の個体で見られた，開花直後に子房の周囲を取り囲んでいたスポンジ状のものは，子房の下部周囲にしっかり収まっています。

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〈了〉

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